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生理前の不快症状

月経が始まる3~10日程前から、イライラ、抑うつ、情緒不安定、集中力の低下、乳房の張りや腰痛など、精神的・身体的な症状が7割以上の女性にみられます。月経が始まると症状がおさまる場合、月経前症候群(PMS)といいます。症状は200以上もあると言われていますが、中には日常生活に支障をきたすものもあります。

ホルモンの変動が原因なので、排卵をさせない薬(低用量の女性ホルモン・黄体ホルモン)が一番効果があります。また、それぞれの症状に対応した治療や、漢方薬も使われます。

最近、もともと月経周期が整っている方は、月経を止めておいてもよいという考えが広まってきています。そもそも月経は妊娠することが前提ですが、かつて10人近く出産していた時代の生涯の月経数は妊娠・授乳期間があるので50回程度だったのに対して、現代は450回程度で約9倍という報告もあり、妊娠する必要がないのであれば多すぎるという意見もあります。実際、海外では年1回、消退出血(月経みたいなもの)をおこす治療法もあります。現在、日本では4ヵ月周期と3ヵ月周期に月経をコントロールする薬がでています。月経は月に1回あるものだという思い込み(?)から解放されつつあります。

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