院長ブログ
授乳関連泌尿生殖器症候群(genitourinary syndrome of lactation: GSL)について
(2025.10.31更新)
産後および授乳期に生じる高プロラクチン血症および低エストロゲン状態に関連した性器および泌尿器症状を指す「授乳関連泌尿生殖器症候群(genitourinary syndrome of lactation… ▼続きを読む
子宮頸がん検診はいつまで?
(2025.09.28更新)
これまで子宮頸がんの原因となるHPVの検出は、新規に感染した場合か再感染の結果であり、検出されなくなることはウイルスが排出されたから、と解釈されていました。最近、国際パピローマウイルス学会が更新した報… ▼続きを読む
梅毒感染妊婦の治療
(2025.08.31更新)
2025年8月の日産婦医会報に、日本大学教授の川名敬先生の総説「梅毒感染妊婦に対する治療法に関する提言」が載っていましたので紹介します。
梅毒の流行は40~50年周期だそうで、2013年から世界的な… ▼続きを読む
出産後の抜け毛の話題
(2025.07.27更新)
出産後の抜け毛について、東京科学大学の廣瀬明日香先生が今月の日産婦医会報に寄稿されていた内容の一部を紹介します。
出産後に一時的な抜け毛が増えると言われていますが、これに関する研究はあまりされておら… ▼続きを読む
卵巣老化のメカニズム
(2025.06.30更新)
卵子は胎児期にほとんど完成された状態となり、その後は増えることがなく、逆に急速に減っていきます。卵巣の老化は他の臓器の老化よりも早く起こり、時間経過に伴う卵胞の閉鎖と排卵によって、卵胞の数が減っていく… ▼続きを読む
肥満による不妊症・妊娠への影響
(2025.05.31更新)
肥満は不妊症と関連し、妊娠においては自然流産、先天異常、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、帝王切開分娩、および死産のリスクを増加させます。今回は海外で使われた薬剤と肥満に関する情報です(Obstet Gy… ▼続きを読む
細菌性腟症の再発率:男性パートナーに対する治療の効果
(2025.04.30更新)
細菌性腟症(BV)は女性の約3割がかかり、国際的な治療ガイドラインでは、メトロニダゾールまたはクリンダマイシンが第一選択として推奨されています。とはいえ、3か月以内の再発率が50%を超えることが問題に… ▼続きを読む
不育症診断における抗核抗体の意義
(2025.03.31更新)
不育症は1-2%の女性に見られ、その原因は抗リン脂質抗体症候群・子宮奇形・親の染色体異常・胚の異数性などがありますが、原因が特定できていないことも多いとされています。自己免疫疾患による悪影響は以前から… ▼続きを読む
梅宮アンナさんの発信力
(2025.02.27更新)
先日、日本産婦人科乳腺医学会の特別企画<パネルディスカッション 患者さんと考えるこれからの乳腺診療>で、乳腺外科の大貫幸二先生、放射線科の久保田一徳先生、産婦人科の苛原稔先生、そして「患者」として梅宮… ▼続きを読む
再発性の細菌性腟症・外陰腟カンジダ症
(2025.01.30更新)
細菌性腟症は女性の20~30%にみられるようですが、全員に症状が出るわけではありません。また、腟内のカンジダも約30%に検出されますが、症状がでるようになる原因は分かっていません。いずれも6か月に2回… ▼続きを読む
