院長ブログ
細菌性腟症の再発率:男性パートナーに対する治療の効果
(2025.04.30更新)
細菌性腟症(BV)は女性の約3割がかかり、国際的な治療ガイドラインでは、メトロニダゾールまたはクリンダマイシンが第一選択として推奨されています。とはいえ、3か月以内の再発率が50%を超えることが問題に… ▼続きを読む
不育症診断における抗核抗体の意義
(2025.03.31更新)
不育症は1-2%の女性に見られ、その原因は抗リン脂質抗体症候群・子宮奇形・親の染色体異常・胚の異数性などがありますが、原因が特定できていないことも多いとされています。自己免疫疾患による悪影響は以前から… ▼続きを読む
梅宮アンナさんの発信力
(2025.02.27更新)
先日、日本産婦人科乳腺医学会の特別企画<パネルディスカッション 患者さんと考えるこれからの乳腺診療>で、乳腺外科の大貫幸二先生、放射線科の久保田一徳先生、産婦人科の苛原稔先生、そして「患者」として梅宮… ▼続きを読む
再発性の細菌性腟症・外陰腟カンジダ症
(2025.01.30更新)
細菌性腟症は女性の20~30%にみられるようですが、全員に症状が出るわけではありません。また、腟内のカンジダも約30%に検出されますが、症状がでるようになる原因は分かっていません。いずれも6か月に2回… ▼続きを読む
新しい月経困難症治療薬
(2024.12.31更新)
いわゆるピル開発の歴史は、女性ホルモンと黄体ホルモンの合剤が排卵を抑制することに気がついたことから始まります。天然型の女性ホルモンには4種類ありますが、これまでの全てのピルで使われているのは、活性の強… ▼続きを読む
2025年1月からの横浜市子宮がん検診
(2024.11.30更新)
日本では毎年約1.1万人が子宮頸がんにかかり、約2,900人の女性が亡くなっています。発症は20代から増え始め、30代までにがんの治療により子宮を失ってしまう人が年間に約1,000人います。早い時期に… ▼続きを読む
早川智先生の特別講演②
(2024.10.27更新)
前回の続きになりますが、早川先生のメインテーマは生殖免疫で、特に生殖器の粘膜免疫です。腟内環境がLactobacillus crispatus優位である場合、性感染症である頻度が高いことから、一般には… ▼続きを読む
早川智先生の特別講演①
(2024.09.30更新)
第76回日本産科婦人科学会・学術講演会で早川智先生の特別講演がありましたが、その内容が日産婦誌76巻9月号に載っていました(Acta Obst Gynaec Jpn.2024;76:867-878)。… ▼続きを読む
母乳ケア
(2024.08.29更新)
先日、尊敬している的野博先生が会長で第15回関東産婦人科乳腺医学会が開催されました。助産師の先生方を含めた乳腺炎のセッションがあり、あまり接する機会のない母乳ケアについての話題が興味深かったです。扁平… ▼続きを読む
更年期からの女性の不眠
(2024.07.31更新)
2024年4月に、厚生労働省が「睡眠科」を診療科名に追加する方針を発表しました。「睡眠科」の単独ではなく、「睡眠内科」や「睡眠精神科」など、組み合わせで標榜できる方式を想定しているようです。経済協力開… ▼続きを読む