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子宮内の乳酸菌による流産予防効果の可能性

[2020.06.12]

自然流産した時と妊娠継続した時の子宮内細菌叢を比較した結果、流産した時はLactobacillusが少なくなっており、その種も違っていたと、バレンシア大学(スペイン)のグループが報告していました(AJOG. 2020:p296-305)。正常妊娠経過の場合はLactobacillus inersが多く、その存在が防御機能と関係している可能性があるとのことです。
Lactobacillus(乳酸菌の仲間)は腟の常在菌ですが、実はいろいろな種があります。遺伝子のシークエンスを調べることができるようになり、通常の培養では分からなかった乳酸菌やそれ以外のさまざまな菌種を特定することが可能になっています。乳酸菌であればどれでもよいのでは?と思っていましたが、以前から流産(不妊症)と乳酸菌の種類についての関連が報告されるようになり、改めて種も大事であると認識するようになりました。
日本ではVarinos社が中心となって検査をしており、東京大学などを含めて臨床研究や報告をしています。不妊症の方でご希望があれば、当院でも子宮内細菌叢を検出する検査を行っています。

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