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ヘルペス感染症

[2019.11.22]

先日、皮膚科の先生の講演を拝聴しました。ヘルペスウイルスは神経に潜んでいて、再発するたびにそのウイルス数が増加することから、治療は発症のできるだけ早期から経口投与がよく、我々産婦人科がよく使用するビダラビン軟膏の塗布はそもそも濃度が低く、神経に到達しないので意味がない、ということでした。

外陰部がムズムズしている症状はウイルスのDNAが複製中であることを示しており、水疱ができたらすでに細胞死の時期とのことで、ムズムズしている時(発症6時間以内)に内服開始が理想的のようです。2回だけ内服する方法が紹介されました。

また、ヘルペス感染は小児の2/3にすでに起こっている(無症候性感染)とのことで、高齢での発症もあるようです。さらに、国によってヘルペスウイルスの種類(HPV-1、HPV-2)の割合が異なり、HPV-2が多い国では、帯状疱疹と見間違われるような臀部の発症(便座で感染する可能性あり)も多い、といったお話を伺いました。

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