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反復流産と切迫流産への黄体ホルモン補充

[2020.12.31]

黄体ホルモンは妊娠維持に必須のものです。流産予防のために黄体ホルモンを補充する治療の有効性に関して、コクランレビューによると、それぞれの臨床試験に不備があるため確定的な結論を得られないとのことでした。その後、原因不明の流産を繰り返す女性、および妊娠早期に出血した女性に対して大規模な臨床研究が行われています。
いずれも黄体ホルモンを補充することで生児出産率が改善するかどうかを検討していますが、統計学的には有意差はないという結果でした。
とはいえ、流産回数に応じて検討してみると、生児出産率が増加することが判明しています。流産既往が3回以上で現在出血がある妊婦のグループでは、メリットがあるようです。黄体ホルモン補充によって生児出産率は72%であったのに対して、偽薬の場合は57%でした(p=0.004)。特に副作用もありませんでしたので、黄体ホルモンを補充すること(1回400mg 1日2回)を推奨するとのことです(AJOG.2020; vol.223:167-176)。

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