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妊娠中の魚介類の摂取

[2020.04.11]

 平成17年に厚生労働省から発表(平成22年改訂)された、妊娠中の魚介類の摂取に関する注意によると、適切な魚介類の摂取は生活習慣病の予防や脳の発育等に効果があり、魚介類を全く食べない集団では、高度不飽和脂肪酸が欠乏して小児の知能低下や成人の心臓病のリスクが上昇します。また、食物連鎖の関係で大きな魚では水銀が蓄積していることがあるため、摂取量に関する注意が出ていました。例えば、クロマグロであれば週1回(1人分約80g)までになります。でも、マグロのなかでもキハダ、ビンナガ、ツナ缶のものは通常の摂食で差し支えありません。

 2020年3月に南カリフォルニア大学の研究グループから、「妊娠中に週3回までの魚の摂取をしていた場合は魚を全く摂取されていなかった場合の小児に比べてメタボリックシンドロームが少ないが、週4回以上の魚の摂取になると、水銀や化学汚染物質などによる影響が出てくる可能性がある。」という報告がありました。魚介類の種類によって水銀の含有量が異なりますので、今後は種別のデータを解析するとのことです。やはり今まで通り、「妊娠中は魚介類を食べたほうが良いけれど、魚の種類は気にしておく必要がある」という結果になります。

 毎日マグロを食べているという妊婦さんに出会ったことがありますが、平均的な日本人の水銀摂取量は健康への影響が懸念されるようなレベルではないので、特に心配する必要はないようです。

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