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腹膜表面の子宮内膜症病変の特徴

[2021.02.28]

腹膜表面の子宮内膜症性病変は、正常な位置にある子宮内膜と同様に、月経周期に同期する組織変化をしているとこれまで考えられていましたが、実はそうでもないことが報告されていました。
子宮内膜症で手術をした42人の組織を解析してみると、同一の患者さんにおいても分泌期、増殖期、月経期とバラバラな組織像があったり、子宮内の組織と違う時期の月経周期像であったことが提示されていました(Hum Reprod.2020:2701-2714)。
生理ではないときにも腹痛がある慢性骨盤痛の原因の一つに、この現象が関係しているのかもしれません。

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