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人工妊娠中絶

当院では出血のリスクも鑑みて妊娠10週未満の場合に引き受けていますが、帝王切開の既往、喘息、心疾患合併、抗凝固薬を内服中の方など、リスクのある方の手術は対応しておりません。
生理だと思っていても、実は着床時出血などのこともあり、思ったよりも妊娠週数が進んでいる場合もあります。妊娠12週以降は出産(死産)したことの記録が行政に残りますし、妊娠21週6日を過ぎると中絶自体ができなくなります。また、妊娠週数が進行すると手術のリスクが高くなりますので、中絶するかどうか迷っている場合は、できるだけ早く受診をして頂きたいと思います。
未成年の方は保護者の同意も必要になります。なかなか相談しづらいかもしれませんが、必要なことですので、思い切って相談しましょう。

手術・麻酔について
超音波で確認しながら、子宮内の損傷が少ない吸引法で行います。術前の子宮頚管の拡張は不要です。麻酔は痛みがなくなるように、しっかりかけています。

合併症
妊娠子宮は血流が豊富のため、出血が多くなることがあります。まれに輸血が必要になる場合もあります。当院では予防的に抗生剤を処方していますが、術後に子宮内に感染が起きた場合、抗生剤点滴による入院治療が必要になることがあります。手の感覚で子宮の中を掻き出す伝統的な処置は、特に超音波ガイド下で操作しない場合、吸引式に比べて子宮を破り腸管や膀胱まで損傷するリスクが高いことが知られています。当院ではWHOが推奨する吸引式で、超音波検査を併用しながら行っています。また、子宮の内部が修復する過程で子宮内膜が癒着して、不妊や月経異常の原因になることがあります。

費用
術前検査は血液型、貧血の有無、血液凝固機能、腎機能・肝機能、感染症(クラミジア・淋菌感染含む)の有無、超音波検査ですが、全て含めて12,000円(税込)です。手術当日に14万円お支払い頂きますが、これには手術料・麻酔管理費・帰宅時に処方さえるお薬代・後日の診察料など、手術に関連するものを全て含みます。まれに再手術が必要になる場合もありますが、その際も追加料金は頂きません。

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