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乳がんの診断・治療

乳がんは、乳房にできる悪性腫瘍です。食事の欧米化などが原因で、近年増加傾向にあります。日本人女性の場合、生涯で乳がんにかかる割合は11人に1人(開業時→現在は約9人に1人)と言われています(学生の頃は23人に1人でした)。1日3食お味噌汁を食べる方は、食べない方や1日1食の方に比べて明らかに乳がんになる確率が低いことが報告されています。

また、きわめて稀ですが、男性が乳がんになるケースもあります。

乳がんになると下記の症状があらわれます

  • 乳房のしこり、隆起(新たにできたもの)がある
  • 乳房の陥凹(新たにできた「えくぼ」)がある
  • 乳頭に湿疹やただれがおきる
  • 乳汁分泌、血性乳汁(血が混じった分泌物)が出る
  • 腕をあげると乳房の皮膚にへこみができる
  • 脇の下(リンパ節)に硬いしこりがある
  • (男性の場合)胸の異常発達がある

診断について

医療機関では、一般的に下記の診断をおこないます。

  • マンモグラフィー:石灰化した病変を見つけることが得意です。がんを77%見つけることができると報告されています。
  • 超音波(エコー):特に高濃度乳腺の場合に有効です。マンモグラフィーとの併用で91%のがんを検出すると言われています。毎年検査をすると、300人に1人程度、新たにがんが見つかるようです。
  • MRI(造影)  :病変の広がりを確認します。
  • 病理診断    :上記画像診断で悪性と思われても、良性の場合があります。最終的な診断に必須です。

治療について

乳がんの治療は原則的に外科手術による切除となります。手術前に化学療法を行うことが多いですが、組織型によっては見えなくなってしまうことがあります。腫瘍のみを摘出する乳房温存術や乳房を切除する乳房切除術がありますが、腫瘍の大きさや進行度合いによって術式を決定します。

当院では、診断をおこない、手術が必要な場合は、適切な医療機関をご紹介しています。

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