メニュー

ミレーナによる避妊効果の持続期間

[2023.02.27]

生理痛や過多月経の方に保険診療でミレーナを使う場合がありますが、避妊目的に装着(自費)されることもあります。添付文書では5年間で交換するようになっていますが、アメリカの多施設共同研究で、8年間の避妊効果の持続と安全性についての結果が報告されました(AJOG. 2022;227:873.e1-12)。
使用6年目の362人が研究に参加され、223人が8年間の使用を完了しています。6年目で1人の自然妊娠後に自然流産、7年目で1人の異所性妊娠(子宮外妊娠)があり、6~8年目の3年間で避妊効果(パール指数)は0.28、3年間の累積避妊失敗率は0.68%でした。8年間を通じて高い避妊効果と安全性が持続されていたという結果でした。
生理痛や過多月経の改善の維持ができているかどうかの情報は分かりませんが、避妊に関しては5年間を過ぎての継続使用も(自己責任にはなりますが)可能であると思われます。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME