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子宮筋腫の増殖率

[2021.04.18]

アフリカ系アメリカ人では白人女性と比較すると、平均10年以上早く子宮筋腫が出現するようです。今回の論文では、初めて子宮筋腫の発生率とその増殖について、地域における大規模なコホート研究の成果が報告されていました(AJOG.2020;vol223:402.e1-18)。
23~35歳の黒人女性1693名(このうち5mm以上の筋腫がなかった女性は1123名)で18ヵ月間の追跡調査が行われ、筋腫(5mm以上)の発生率は9.4%でした。平均増殖率は18ヵ月で89%でしたが、10mm未満の筋腫では約200%と急速に大きくなるものの、消失率も23%と高いようです(小さければ消失する:見えなくなる?場合があることに驚きました)。筋腫が大きくなると増殖率は低くなり、直径2cmの筋腫が4cmになるのには4-5年かかる可能性が示唆されていました。

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