腸と脳の関係 [2020.05.22] 腸内の細菌が持つ遺伝子の総量は、ヒトの100倍以上と言われており、多くの神経伝達物質も産生することが知られています。腸内細菌が産生する神経伝達物質は、近年、ADHDや自閉症、うつ病、統合失調症などと関係があると言われるようになっています。逆に、ストレスで過敏性腸症候群が引き起こされることからも、腸と脳には密接な関係があることが明らかになっています。 小児科の領域でも、脳が発達する時期と腸内細菌が安定する時期が重なることから、この研究分野に注目が集まっているようです。 前の記事へ次の記事へ