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麻疹(はしか)の感染

[2019.10.04]

横浜市では9月に6人の麻疹感染がありました。職場の同僚も複数人感染しているとのことです。麻疹は感染力が強い(ウイルスに暴露すると10人中9人が感染)ので、かからないようにするためには予防接種をするしかありません。

妊娠中に感染すると、肺炎・流産・死産・早産・発育遅滞のリスクがあります。新生児や乳幼児で感染すると、死亡率が上昇すると報告されています。お母さんに抗体があれば、母乳から移行するので赤ちゃんも守られます。できれば妊娠前に麻疹の抗体があるかどうか確認しておきたいものです。

なお、現在は風疹と麻疹のワクチン(MRワクチン)のみが製造(まだ麻疹だけのワクチンも在庫はあるかもしれません)されていますので、風疹のワクチンを希望されると、自動的に麻疹対策にもなります。

来年のオリンピックにむけて(?)、日本国内の風疹撲滅を目指して「風しん追加対策事業(昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性を対象」が行われており、対象の男性には無料クーポン(採血検査)が配布されています。風疹抗体がなければワクチン接種が必要ですが、麻疹にも効果がありますので、検査を受けましょう。

また、横浜市は「横浜市風しん対策事業」として、来年3月31日まで、妊娠を希望されている女性やそのパートナー(婚姻関係は不問)に対して、無料の抗体採血検査を実施しています。もしくは、採血検査をしないで予防接種(3300円)を受けることができます。詳しくはお問合せ下さい。

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