院長ブログ
ヘルペス感染症
(2019.11.22更新)
先日、皮膚科の先生の講演を拝聴しました。ヘルペスウイルスは神経に潜んでいて、再発するたびにそのウイルス数が増加することから、治療は発症のできるだけ早期から経口投与がよく、我々産婦人科がよく使用するビダ… ▼続きを読む
胎盤にも細菌が存在?
(2019.11.01更新)
皮膚や口腔・腸管内などには、常在菌が存在していることが知られています。細菌の存在は悪い(感染)と思われがちですが、細菌がいないと逆に不健康になってしまうことも場合もあります。また、これまで細菌がいるこ… ▼続きを読む
麻疹(はしか)の感染
(2019.10.04更新)
横浜市では9月に6人の麻疹感染がありました。職場の同僚も複数人感染しているとのことです。麻疹は感染力が強い(ウイルスに暴露すると10人中9人が感染)ので、かからないようにするためには予防接種をするしか… ▼続きを読む
体外受精不成功後の妊娠率
(2019.09.14更新)
体外受精で妊娠することができずに、その後、自然経過で妊娠する確率が30%程度という報告を見た記憶がありましたが、そのオリジナル論文は忘れていました。今回、Human Reproductionに載ってい… ▼続きを読む
ホルモン補充療法に伴う乳がんリスクについて
(2019.08.13更新)
中用量ピルが長期に使われていた時期のデータから、中用量ピルと乳がんとの関係が明らかになっています。また、最近使用されている低用量ピルにおいて日本人のデータが集積されつつあり、乳がんが増えることはなさそ… ▼続きを読む
父親の年齢が影響する子供の病気
(2019.08.08更新)
不妊症の原因の少なくとも4割は男性側にもあることが知られています。また、女性の出産年齢だけではなく、父親の年齢も上昇していますが、父親の年齢も子供の病気と関連していることが報告されるようになっています… ▼続きを読む
乳腺エコーでのスクリーニング
(2019.07.29更新)
今年5月のJAMA Internal Medicineに、乳がん検診として乳腺エコーをやっても効果が期待できない、と発表(米国)されました。とはいえ、検者の質を担保できればスクリーニングとして機能する… ▼続きを読む
腟や子宮内の細菌叢(フローラ)と不妊症の関係
(2019.07.23更新)
最近は従来の培養法ではなく、次世代シークエンサーなどによる技術で、これまで認識できなかった細菌叢を腟や子宮内で検出することができるようになりました。さらに、その細菌叢を形成する細菌の組成によって妊娠す… ▼続きを読む
乳がん検診と閉経後障害のお話
(2019.06.28更新)
緑区在宅医療相談室の講師として、乳がん検診と閉経後の病気についてお話をしてきました。
国立がんセンターのデータによると、全てのがんによる死亡する割合は女性の場合7人に1人ですが、乳がんによる死亡は6… ▼続きを読む
レトロゾールの適応外使用:排卵誘発剤として
(2019.05.31更新)
最近、閉経後の乳がん患者さんに使われるレトロゾールが不妊治療でも使われるようになっています(適応外使用ですが)。レトロゾールとは、女性ホルモンを作らせないようにするアロマターゼ阻害薬です。女性ホルモン… ▼続きを読む