院長ブログ
ミレーナによる避妊効果の持続期間
(2023.02.27更新)
生理痛や過多月経の方に保険診療でミレーナを使う場合がありますが、避妊目的に装着(自費)されることもあります。添付文書では5年間で交換するようになっていますが、アメリカの多施設共同研究で、8年間の避妊効… ▼続きを読む
父親年齢の上昇と子供の神経発達の関係
(2023.01.31更新)
高齢の母親から出生する子供に健康リスクがあることは一般に認識されていますが、男性の場合のリスクはあまり知られていません。40歳以降で父親になる割合が増えていますが、今回のレビューは、父親の高齢化が子供… ▼続きを読む
分身ロボットカフェ
(2022.12.30更新)
先日横浜の学会に行った際、分身ロボットカフェの出張ブースがあったので入ってみました。このカフェは2021年6月に日本橋でオープンしており、外出が困難なスタッフ(パイロット)が分身ロボットを遠隔操作して… ▼続きを読む
Kissチョコが名前の由来であるホルモンの話題
(2022.11.30更新)
銀紙に包まれたひと口サイズのスライムみたいな形をしたチョコレートと言えば、Kissチョコですが、この独特な風味と味わいのミルクチョコレートが名前の由来となった遺伝子があります。1996年にその遺伝子を… ▼続きを読む
オメガ3脂肪酸と妊娠の関係
(2022.10.31更新)
義理の母がときどき、亜麻仁油は健康によいと送ってくれます。どのようによいのか気になっていたところ、妊娠との関連についての論文がありましたので紹介します。
マサチューセッツ総合病院での前向きコホート研… ▼続きを読む
乳腺・卵巣・前立腺・膵臓以外にBRCA遺伝子変異でがんになりやすい臓器
(2022.09.30更新)
がんは遺伝子が変化した結果引き起こされる病気ですが、その変化(変異)は生まれた後で起きる場合と、生まれながらに変異している場合があります。後者はすべての腫瘍の5~10%程度で、遺伝性腫瘍といいます。全… ▼続きを読む
子宮内膜症と子宮腺筋症の併発
(2022.08.31更新)
子宮内膜症は子宮腺筋症と併発することが多く、いずれも不妊症との関連が示唆されています。
今回は、子宮内膜症がある女性が体外受精を受ける場合、子宮腺筋症の併発が生児出産率にあたえる影響について報告され… ▼続きを読む
若年乳がん女性における不妊治療の安全性
(2022.07.31更新)
乳がん患者のなかには妊娠を希望する年代の方もいます。抗がん剤が必要な場合、治療を開始する前に調節卵巣刺激で採卵をして保存しておくことが一般的になっていますが、ホルモン感受性の乳がんにおいてはアロマター… ▼続きを読む
miRNAと不育症の関係
(2022.06.30更新)
RNAはDNA(主な役割は遺伝情報の保存)から合成されますが、様々な種類があり、タンパク質の産生に関わったり、産生するタンパク質の量を調整したりしています。マイクロRNA(miRNA)はその名の通り、… ▼続きを読む
多汗症の治療
(2022.05.30更新)
夏が近づくとわきの下の汗染みが気になる方が増えてきますが、皆さんはいかがでしょうか?日本人の約20人に1人が原発性腋窩多汗症だと言われています。皮膚科学会の定義によると、原発性腋窩多汗症とは、「明確な… ▼続きを読む